腰痛でお悩みの方へ/トリガーポイントから考える
腰痛は、痛みを感じる腰だけに原因があるとは限りません。関連する筋肉や関節、姿勢、身体の使い方などを確認することが大切です。
当院では、その一つの視点として【トリガーポイント】を取り入れています。
今回はトリガーポイントの特徴と、腰痛なのにお尻や股関節を施術する理由を解説します。
トリガーポイントとは?
【トリガーポイント】とは、筋肉の中にある過敏な部分のことです。そこを刺激すると、刺激した場所だけでなく、離れた部位に痛みを感じる場合があります。この痛みを "関連痛" といいます。
例えば、お尻の筋肉を刺激した際に、腰に痛みを感じるケースがあります。
つまり、痛い場所が、必ずしも痛みの原因とは限りません。
腰痛の方を確認すると、次のような状態が見つかることがあります。
お尻の筋肉が緊張している
股関節が動かしにくい
太ももが張っている
腰周辺の筋肉が過敏になっている
そのため、腰だけでなく、症状に関係する可能性のある部位も確認します。
腰痛なのに、お尻を施術する理由
お尻の筋肉は、骨盤や股関節を支え、立つ・歩く・座るといった動作を助けています。
デスクワークや立ち仕事、運動不足などでお尻の筋肉が硬くなると、腰や股関節に負担がかかることがあります。また、お尻の過敏な部分が腰への "関連痛" を起こす場合もあります。
腰痛で確認する事が多い筋肉
腰方形筋(ようほうけいきん)
腰の奥にある筋肉で、身体を横に倒す動きや腰・骨盤の安定に関わります。緊張すると、腰を動かした際に張りや違和感が出ることがあります。
中殿筋(ちゅうでんきん)
お尻の外側にある筋肉です。骨盤を安定させ、歩行や片脚立ちで働きます。立ち仕事や歩行、片側に体重をかける習慣などで負担がかかります。
大殿筋(だいでんきん)
お尻の表面にある大きな筋肉で、立ち上がる、歩く、階段を上るといった動作に使われます。
小殿筋(しょうでんきん)
中殿筋の奥にある筋肉で、股関節の動きを支えます。腰やお尻の痛みに関係することがあります。
腸腰筋(ちょうようきん)
腰の骨や骨盤と太ももの骨をつなぐ筋肉です。脚を前に出す動作や股関節を曲げる動作に関わり、座る時間が長い方では硬くなりやすい傾向があります。
問診時、次の点を丁寧に確認します
どこに痛みがあるか
どの動作で痛むか
どこを刺激すると症状が"再現"されるか
筋肉や関節がどのような状態か
普段どのように身体を使っているか
大切なのは、痛い場所を探すことではなく、症状と身体の状態を結びつけて考えることです。
鍼治療ではトリガーポイントにどう対応する?
鍼治療では、身体の状態を確認したうえで、必要に応じて鍼で筋肉などを刺激します。
腰痛の場合も、腰だけでなく、お尻・股関節周辺・太ももなどを確認します。鍼による刺激は、筋肉の緊張や痛みの感じ方に変化をもたらす可能性があり、腰痛のケアに活用されています。
ただし、すべての腰痛がトリガーポイントによるものではありません。トリガーポイントだけに原因を求めず、症状や身体全体の状態を評価することが大切です。
オフィスも多く、デスクワーク等に日々従事されている方も多い、浜町・人形町・水天宮前周辺で、腰痛に悩まされている方は気軽にご相談ください。
痛い場所だけでなく、身体全体の状態を確認し、一人ひとりに合った施術方法をご提案します。
日本橋浜町 はり灸治療院Re-BORN